Petit

アルヴァル・アールト 光と建築

ベストセラーとなった前作『フィンランド光の旅 北欧建築探訪』にて、デザイン大国にして白夜の国フィンランドならではの、光を希求する人々の生活の在り方・環境を様々な建築を巡って考察した小泉隆氏。その氏による待望の第二弾は、フィンランドが誇る世界的建築家アルヴァル・アールトに焦点を当て、氏の最大のテーマであるアールト建築における光の問題を考察します。

ル・コルビュジエやフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエらと並ぶ近代建築の巨匠、アルヴァル・アールト。
彼は、時代の要請と共にモダニズム建築が世界の主流になっていく中で、フィンランドにおける建築を考える際、北欧諸国に特有の“光”に対して、どのように取り組むべきかを意識しないわけにはいきませんでした。 アールトは、光を希求する思いを強く持ちながら、北方特有の高度の低い太陽光を巧みに懐柔することで、名建築を数多く創出してきました。多くの人々を魅了してやまない、アールトの建築に漂う優しさ、その人間味の表出は、光の扱い方に負うところが多いのです。

本書は、アールトにおける光と建築の関係性、親和性に着目。時間をかけて現地取材を行い、家具やプロダクト、照明なども含めた膨大な 資料を検証する中で、まったく新しいアールト建築へのアプローチを見出した、画期的な1冊です。 フィンランドを中心に、ヨーロッパやアメリカに点在するアールトの建築作品を小泉氏自ら訪ね歩き、 美しい光の瞬間を捉えたヴィジュアルと共に、偉大な存在アルヴァル・アールトの核心に迫ります。