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フィンランド光の旅 北欧建築探訪

本書は、白夜とカーモス(冬期の太陽が昇らない日)の国として知られるフィンランドならではの、光を希求する人々の生活の在り方、そしてその光を如何に建築に取り込むかに腐心し、独特のスタイルを築き上げてきたフィンランドの名建築にスポットを当て、「光の建築を巡る旅」をコンセプトにしたヴィジュアルブックです。

建築を知るには、その空間が存在する場の気候や風土といった特徴をよく理解することが大切です。そこで本書では、フィンランドがどのような特徴を持っている国なのかを、豊かな自然に恵まれた地形、水と森との共生、北欧ならではの文化なども合わせてご紹介します。そしてフィンランドを代表する多くの建築を紹介しながら、何故この小さな国には光が特徴的な美しい建築が生まれたのかを探ります。

世界遺産に登録されている木造教会から、アルヴァル・アールト、レイマ・ピエティラ、ユハ・レイヴィスカなどモダン建築の巨匠たちの作品、ガラスを多用した現代的なビルまで、フィンランドの名建築と共に、キャンドル、氷や雪のイベント、クリスマスなど、フィンランドならではの風物も紹介します。

さらに、ユハ・レイヴィスカ氏による特別寄稿、フィンランドの詩人たちによる光の言葉を考察する橋本ライヤ氏の寄稿、アクセスガイドなど、充実の内容となっています。
小泉氏が歩いた光の旅の記録は、本書に出会ったみなさんにとって、これからはじまる光を巡る旅の道標となることでしょう。

著者:小泉 隆/Takashi KOIZUMI
九州産業大学工学部建築学科教授、T DESIGN STUDIO、博士(工学)
神奈川県横須賀市生まれ、1987 年東京理科大学工学部建築学科卒業、1989 年同大学院修了、1989 年 〜同助手、1998 年建築設計T DESIGN STUDIO 共同設立(東京、福岡)、1999 年より九州産業大学工 学部建築学科、2008 年4 月より同教授。2006 年度ヘルシンキ工科大学建築学科訪問研究員